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6月25日(日)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月25日(日)16時14分45秒
  今日は朝からボーっとしていて散歩をしてもフラフラする。気圧のせいか、いや昨夜の寝不足が原因だろう。血圧は大して高くない。
豊田とかいう女代議士、もの凄くヒステリーで暴言・暴行をするのが分かり、自民党を離党した。あんな女の下にいたら、不出来な自分なんか殺されちゃうぞ!(爆)
北朝鮮からミサイルが飛んできた場合のCMをやっていたが、まったくナンセンスだ。ミサイルが飛んでくれば“地面に伏せても”一巻の終わりだろう(笑)。それより、ミサイルが飛んでこないように外交努力をしろ! と言いたい。政府はやたらに危機を煽っている。
歴史ロマンの方はまあまあ、焦らずやっていこう。
 
 

(無題)

 投稿者:衝撃事実拡散  投稿日:2017年 6月25日(日)05時41分44秒
  衝撃事実拡散

最近異常気象が目立ちますど、台風も地震も大雨も、米国がHAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)で作り出したもんです。「HAARP、地震」 「HAARP、台風」等で検索してもらえば出ます

この世の痛み、病気、自殺、殺人、墜落事故、交通事故、火災等、この世のほぼ全ての災いを【人工知能】を使って秘密裏に作り出してる組織がNSAで、総括してるのが【米国防総省】です。この犯罪は、米国がやってる犯罪です

この犯罪の主犯各は、米国の諜報機関(スパイ)のNSAです。CIA(スパイ)が創価を日本統治に利用してるってのもあって、NSAが創価の悪事に便乗して、創価になりすまし、創価を利用してやってる犯罪です

人工知能を活用したレジ不要のコンビニ、米アマゾンの「Amazon Go」このコンビニは、人の動作、音声、商品棚の重さ等を【人工知能】が細かくチェックして、お客が商品を持って出ると、ケータイで自動精算されるので、レジが必用無いわけです

このシステムからわかる事は、人工知能は、多くの人の行動を1度に管理出来るし、多くの人の一挙手一投足を、見逃さずに監視出来るって事です

この人工知能の技術を米国が悪用して、遠隔から地球上の全ての人を、24時間体制で監視盗聴して、悪さをした人や創価に逆らった人を病気にしたり、事故らせたりして災いを与えます

こんなに大規模な犯罪なのに、あまり世間に浸透してないのは、人工知能が遠隔から各個人の生活スタイルを24時間体制で見て、生活に沿った病気や痛みを与えて来たからです。重い物を持ったら腕に痛みを与えたり、ツラい事があったら鬱にしたり等。相手に覚られず、任務を遂行するスパイ組織が主犯各なんで、私生活に便乗して、違和感を持たせずにやります

【重要】青森県三沢基地には、 NSAの電波傍受(盗聴)施設がありますし、世界中に通信傍受施設を配備してるので、地球上のどの地点にいても、ケータイやPC等の通信機を介して盗聴します

この犯罪は、GPS (全地球測位システム)を使ってやるので、地球上のどの地点にいようと、どんな建物の中に入ろうと、継続的に、監視追跡出来ますし、どこに居てもピンポイントで、痛みやカユミや病気を作れます

そもそもGPSは、米国防総省が軍事目的で開発したもので、管理運用も国防総省がしてます。NSAは【国防総省】の管轄で、CIAが大統領の直轄です。台風や地震を作り出すHAARPも、米国防総省主導によるプロジェクトです。つまり、この地球規模犯罪を総括してる組織は、米国防総省って事です

ノイズキャンペーン(騒音の嫌がらせ)に至っては、救急車のサイレンで嫌がらせする為に、人工知能が重篤な患者を作り出しますし、パトカーが付きまといをする集団ストーカーは、警察に通報させないように、人工知能が警官を操って、いかにも警察が嫌がらせしてるように、工作します。警官は、自分が操られてる事に気付いてません。これらは全国でやってますから、警察関係者は知らぬ間に、多くの人に恨みをかってるって事です。警察の内部事情は全て筒抜けで、パトロールに行く時間も全て人工知能が把握してますから、それに便乗する形で警官を操り、定規で測ったかのような、神懸かった抜群のタイミングで集ストします

行く所行く所で周りの人が咳払いしたり、くしゃみをしたりする集団ストーカーは、人工知能が被害者の周りの人に波動を当てて、咳払いやくしゃみをさせてるだけです。いかにも集団でストーカーしてると思わせて、心理的負担をかけてるだけです

咳をした時の周波数と同じ周波の波動を当てると、人為的に咳を出させる事が出来ます。例えば、TBSラジオ90.5MHz、ニッポン放送93.0MHzに周波数を合わせると、これらのラジオを聴けます。これと同じように、食欲が湧かない時の周波数、眠れない時の周波数って具合に、それぞれの周波数と同じ周波を当てると、ラジオが切り替わるように、その状態に切り替わって、意識操作や精神疾患を作り出せます

生態の周波数コードを読み取って、脳波パルス信号に、同じ周波数を送ると、波動が共鳴して、その状態に切り替わります。例えば、人が右に曲がる時の周波数コードを読み取って、その周波数と同じ周波を送ると、いとも簡単に右に行かせる事が出来ます。これを利用すれば、警官を操って、パトカーに集ストさせる事も、たわいないです。好き嫌いの感情、食欲等を操る事なんか、造作もないです

例えば、蛍光灯に虫が集まるのは、ある決まった周波数の紫外線に、吸い寄せられてるからです。逆にいうと虫ですら、周波数で操作が可能って事です。昆虫類は、それぞれが違った周波数の光に誘引される性質があるんで、どんな虫でも周波数を変えると、自在に操作が可能って事です

創価が仏敵によくヤる、家の中に害虫を呼び込んだり、カラスを屋根の上に集めて暴れさせたり鳴かせたり、犬を吠えさせる嫌がらせも、人工知能が軍事技術を用いてヤってます

ちなみに、27~38Hzで不眠に、48~55Hzで喘息に、88Hzで片頭痛が引き起こされます。それぞれの病気が、それぞれ決まった周波数を持ってます。これらの周波数と同じ周波を当てれば、どんな病気でも作り出せるって事です

CHAGE&ASKAのASKA氏が釈放されてすぐに、新潟県糸魚川市で大規模火災発生

ASKA氏が、集団ストーカーの事を記した700番て本を、2月17日に発売してますけど、この本が発売される1日前の2月16日に、通販会社のASK UL (アスクル)の倉庫が、1週間近くに渡って燃え続ける火災発生。創価の本尊を燃やすと、その家が火事になるんですけど、これらは全て人工知能が工作してやったもんです

特に創価の活動家には、頻繁に災難が降りかかるんですけど、信者は皆、魔(仏罰、現証、非科学的な原始的発想)にヤられてると思ってます。災難が続くと、信者は仏にすがって、学会活動や選挙活動に精を出すようになるので、定期的に科学技術で災いを与えます。モチベーションを上げさせる為の、起爆剤みたいなもんです

これらも人工知能がやってます。人エ知能を悪用した奴に厳しい罰則を与えるような法整備や、多国間での取り決めをしないと、米国が人工知能を使って、これからもやりたい放題やります

犯罪組織を特定して、拡散していく事でこの犯罪は減って行きますから、盲滅法にバラまいて、世間に浸透させてます

https://shinkamigo.wordpress.com
 

歴史ロマン『落城』(12)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月23日(金)06時23分29秒
  はじめは武蔵国や甲斐国(かいのくに)といった近隣の豪族から始まった。武広は貞清の書状を持って主に領主や家臣らと会ったりしていたが、その間に、佐吉は地侍や百姓、商人など庶民の中に入っていった。領民の生活状況や意見を探るためである。2人で手分けした形で、その方が広く“客観的”に情勢を知ることができたからだ。
“軍資金”は手土産代や情報収集のお礼などに使われたが、佐吉はこの手の使い方に慣れていた。こうして近隣の探訪は順調に進んだが、ある日、武広らは山口から北へ30キロほど行った柴山城を訪れた。ここには、武広の4歳年上の姉・忍(しのぶ)がいる。
忍は10年ほど前に、柴山家の家臣である後藤吉勝に嫁いでいたのだ。武広は吉勝からこの地方の情勢を聞いたあと、忍と久しぶりに対面した。2人だけの姉弟は懐かしさが込み上げてくる。
「姉上、お久しぶりです。お元気ですか」
「ええ、なんとかやっています。父上、母上は息災ですか。しばらくお会いしていないので、お伺いしなければと思っていました」
2人は互いの近況や、家族などの話に和やかな一時を過ごした。関東の武士団の情勢などはほとんど話さなかったが、別れ際に武広はこう言った。
「姉上、いったん緊急のことがあればすぐにお知らせします。尾高家は後藤家と一心同体ですから」
この力強い言葉に、忍は少し涙ぐんだように見受けられた。優しい姉に見送られながら、武広は別れを惜しんだ。また、いつ会えるか分からないと思いながら・・・ こうして武広と佐吉の行脚は続いていった。そして、2人の探訪は下総(しもうさ)や常陸(ひたち)、下野(しもつけ)の国などにも広がろうとしていた。

一方、山口貞清も独自に関東の諸豪族の動静を探っていたが、この年(応永22年・西暦1415年)の秋も深まった頃、彼は相模国の藤沢氏にも働きかけることになった。貞清はまず妹の小百合と連絡を取り、忠道・忠則親子と会うことにしたのである。
武蔵国の山口から藤沢は遠いが、貞清は供の者1人だけを連れ、途中で2泊しながらようやく藤沢に着いた。城の館に入ると小百合が出迎えている。
「遠いところをご苦労さまでした。山口の皆さまはお元気ですか?」
「ああ、今のところ変わりはない。そちらも達者でいるか?」
「ええ、無事に過ごしています。子供たちも元気ですよ」
兄妹はこう語り合って、久しぶりの再会を喜んだ。このあと2人は世間話などをしていたが、やがて小百合が険しい表情になって話題を変えた。
「兄上、困ったことが起きています」
「どうしたのだ、急に」
小百合は一呼吸おいて話を続けた。
「父上がおっしゃるには、忠則殿が上杉氏憲さまのお味方をしなければ、家督を弟の忠宗殿に譲り渡すというのです」
「なんだと! それはまことか?」(続く)
 

6月22日(木)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月22日(木)13時46分27秒
  将棋の藤井聡太四段(14歳)の28連勝が大きな話題になっている。どうやら「天才」らしい。対局中も余裕があるのではないか。少しも緊張していない感じだ。26日に最多連勝記録の更新をかけて対局の予定。
余裕を持つのはいいが、このところ「歴史ロマン」に熱が入らない。そろそろ本腰を入れるか?
サハリン・樺太へ行ってからちょうど1年、ロシア人女性にメッセージを送っておいた。
栗原小巻のコマキは、父親が「困り切って」付けた名前だとか、笑っちゃった。
中学時代の同窓会の案内が来たが、さてどうするか・・・
 

6月20日(火)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月20日(火)12時22分24秒
  安部内閣の支持率が急落、不支持と逆転するケースが目立つ。加計問題や共謀罪法成立で安部の本性が暴露されたからだろう。ようやく国民は分かってきたか。あとはもう不支持が拡大するだけだ。これで、来月の東京都議選は自民党の惨敗が確定的だろう。そのあと「安部降ろし」が始まるか。
前田忠明さんに言われたこともあるが、歴史ロマンは少し余裕を持ってじっくりと書いていきたい。急ぎ過ぎないようにしよう。
妻が古希・70歳になったので一昨日(父の日)、子供や孫たちにお祝いの会をやってもらう。婿さん、嫁さんにも会えた。
 

歴史ロマン『落城』(11)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月17日(土)14時30分51秒
  ちょうどその頃、尾高家では小巻が第二子を出産した。女の子である。第一子が男子の太郎丸だったから、武広や両親の武則、栞(しおり)も大喜びだった。生まれた女の子は玉のように可愛く、早速、武則が鈴(すず)と命名した。
太郎丸の時は安産そのものだったが、鈴の場合は少し難産だった。武広が床の小巻に声をかける。
「でかしたぞ。2人の子に恵まれ、ありがたいと言ったらない。あとはよく養生してくれ。お前が回復したら温泉にでも行ってみたいな」
武広のいたわりの言葉に、小巻はにっこりと微笑んだ。その後、彼女は順調に回復していったが、武広は暇さえあれば3歳の太郎丸を連れてよく遊びに出かけた。太郎丸はやんちゃな坊やで、チャンバラごっこが大好きなのか、いつも木の枝を持って父に向ってくる。武広は適当に相手をしているが、そうしている間にもいつ戦いが始まるのかと気がかりだった。
一方、牧の方が実家の動静を探ったところ、当主の範泰はもともと公方派だが、兄の宗泰は上杉氏憲らの勢力に好意を持っていた。それで山口貞清は心配していたが、今のところ豊島家が鎌倉公方に味方するのはほぼ間違いないようだ。貞清夫妻は一安心したが、戦乱の世は何が起きるか分からない。
そんなある日、貞清が武広を呼び出して言った。
「近いうちに、豊島家はもとより周辺の豪族を訪ねてほしい。いろいろな情報を集めてほしいのだ。できれば、相模の藤沢家にも行ってもらいたいが」
「承知しました。しかし、他の家臣の方々も行ってもらえれば」
「いや、これはお主にやってもらわねばならない。お主が最もふさわしいだろう」
「分かりました。早速、佐吉たちと策を練ってみます。しかし、藤沢家はどうも・・・」
「お前に任せる。金も要るだろう。“軍資金”はあとで渡すからな」
そう言って、貞清は笑い声を上げた。軍資金とは諜報活動に必要な費用のことだ。何かと金がかかるのは仕方がないが、貞清は武広が真面目に職務をこなすと信頼していたのだ。あとは予備知識も必要で、武広は急いで諸豪族の現在の状況を調べた。すると、前管領・上杉氏憲の影響力がやはり大きいことが分かったのである。
当の氏憲は法名を「禅秀(ぜんしゅう)」と言ったが、豪胆で野心満々の守護大名だ。政治力があることは前にも触れたが、自分の娘たちを何人か関東の豪族に嫁がせたり、息子を養子に出したりしている。名門の出で関東管領を務めたからおのずと影響力を発揮していたのだ。
武広は父の武則と相談した結果、佐吉1人を連れていくことにした。そのことを告げると、佐吉が神妙な顔つきで答えた。
「これは大役ですね、俺に務まるかな~。ヘマをしなければいいが・・・」
「大丈夫だよ、お前は神経が図太いし、けっこう目端が利くじゃないか。諜報活動にはもってこいだ」
「いつもと違って、ずいぶん持ち上げますね。気味が悪いな~」
「はっはっはっは、付き人は佐吉1人だから大いに持ち上げるだけさ」
武広はそう言って、佐吉と顔を見合わせ笑った。こうして、2人は関東の諸豪族探訪の旅に出立したのである。(続く)
 

6月15日(木)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月15日(木)15時35分35秒
  このところ日記をサボっていたから書こう。
歴史小説をいま書いているが、武将らの名前がまぎらわしい。例えば忠則、忠道、忠宗、忠勝などが出てくると混乱することがある。この前、父と息子の名前が逆になっていたので、あわてて訂正。すべり込みセーフだった(笑)。二度と歴史小説は書きたくないね。2日に1回のペースでなんとかやっている。
国会は「共謀罪法案」がけさ成立した。昨夜からの徹夜国会、You Tubeで時々見ていたが、昔の記者時代を思い出す。嫌な法案が成立したものだ。
先日、娘がやって来て老妻にスマホをいろいろ教えていた。ババアも老化でボケてきたか。ボケ方はジジイと同じぐらいだ。とにかく2人ともよく眠る。
 

歴史ロマン『落城』(10)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月15日(木)05時11分53秒
  その女は背が高くて美しく、どこか知的な感じがする。忠則の説明では、詩織は藤沢家の傍流の末裔で、父の死後に主家に仕えるようになったという。小百合は彼女と打ち合わせ、翌日には書状を兄の山口貞清に届けてもらうことにした。
こうして詩織が書状を山口城へ持って行くと、取次ぎ役の尾高武広がそれを貞清に渡した。彼はそれに目を通したあと、心外だという面持ちで武広に語った。
「小百合の話では、鎌倉府が公方派と管領派に分かれているそうだ。初耳だよ。藤沢家の当主は管領の上杉様にお味方するそうだが、当家はそうはいかない。ずっと公方様一筋で来たからな。しかし、こういう話が広く知れ渡ると、関東は大変なことになるかもしれない。二つの大きな勢力に分かれて、また争いが起きるやもしれないのだ。
この話は決して口外するな。いずれ明らかになろうが、それまでに父上らと相談していろいろ手を打とう。それにしても、忠則殿が忠道様を諫めてなんとかできないものか。早速、妹に手紙を書こう」
貞清は苦々しく語ったが、翌日、小百合への返書を詩織に託した。こういう書状は、単なる“飛脚”などに任せると危ないことがある。その飛脚が敵の間者=スパイである可能性もあるのだ。その点、詩織は小百合の「付き人」だから信頼できる。こうして、貞清の返書は藤沢城の妹の元へ届けられることになった。
(余談だが、詩織が山口城にいる間に、佐吉が彼女を一目見てとても惹かれたという。これが後に2人の関係に大きな影響を及ぼすことになる。)
貞清はまた、牧の方にも実家である豊島家の様子を探らせることにした。牧の方はすぐに父の石神井城主・豊島範泰(のりやす)に書状を送り、鎌倉の情勢などを伝えた。豊島家は山口家と同じように公方側に立っているが、貞清はそれを確かめようとしたのである。
こうして、鎌倉の内部対立の噂はおのずと関東各地に広がっていった。「鎌倉府」というのは室町幕府が関東地方を統治するために設置したもので、最高支配者は鎌倉公方である。それを関東管領が補佐することは前にも書いたが、公方の足利持氏はこの時まだ17歳の若者だった。
これに対し、管領の上杉氏憲は年齢不詳だが、少なくとも40代後半になっていたと見られ男盛りの頂点に達していた。そして4年前、氏憲が管領に就任して子供だった持氏を補佐するようになったが、持氏は次第に氏憲を疎ましく思うようになった。それはそうだろう。政治力では、男盛りの氏憲の方がはるかに勝っていたと見られるからだ。
そして、この内部対立に「上杉家」の派閥争いが絡んだため、持氏は氏憲の側近を処罰して対立は決定的になった。氏憲は逆に「足利家」の別の勢力を支援したため、ついにこの年の5月、持氏は氏憲の関東管領職を罷免したのである。
この報に接するやいなや、山口家も藤沢家も豊島家もみんなが“来るべきものが来た”と感じた。つまり争乱、戦乱である。関東の諸豪族は、生き残りをかけてあらゆる手段を講じようと動き始めた。(続く)
 

歴史ロマン『落城』(9)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月13日(火)10時13分26秒
  それから5年の月日がたち、応永22年(西暦1415年)を迎えた。武広と小巻の間にはすでに一子・太郎丸が生まれ、小巻はちょうど第二子を身ごもっていた。尾高家とその一族にはこれといった問題もなく、平穏な日々が過ぎていった。問題があるとすれば、武広は最近やや肥満気味になったのを気にして、このところ佐吉とともに武術の鍛錬に精を出している程度だ。
一方、藤沢忠則に嫁いだ小百合はけっこう気苦労が絶えなかった。当主の嫡男の奥方という立場だが、義父の忠道は徹底した藤沢家第一主義で、何かと口うるさい性癖があったのである。それをかばってくれたのが夫の忠則で、小百合の立場をいろいろと尊重してくれた。
ただ、小百合が順調に第一子・幸(ゆき)、続いて国松を生んだことにより、さすがに忠道も口うるさい面が少し和らいできた。そればかりか、男子の国松が誕生したことで、最近は家督を忠則に譲る気持にもなっていた。ただし、忠則はまだ時期尚早だと固辞していたのだ。
そんなある日、忠道は忠則と3歳年下の弟・忠宗を自室に呼んで語り始めた。
「お前たちも知っているだろうが、わしは管領の上杉氏憲(うじのり)さまに大変お世話になっている。これからも氏憲さまに尽くすつもりだが、どうも最近、鎌倉の様子が変な感じがする。もし何かことが起きたら、その時は氏憲さまの側に立って戦うつもりだ。いいか、そのことをよく心に留めてくれ」
忠道はこう言って、息子たちの顔をじっと見つめた。
管領(かんれい)とは「関東管領」のことで、この地域の最高支配者・「鎌倉公方(くぼう)」を補佐する役である。上杉氏憲はもう4年ぐらい管領の職にあったが、時の鎌倉公方である足利持氏(もちうじ)と不仲になっているという噂が絶えなかった。このため、忠道は万一のことを考えてそう言ったのだろう。
2人の息子はただ黙って聞いていたが、忠則は公方と管領の間にあってできるだけ「中立」の立場でいたいと願っていた。しかし、このことは父に直接言わずその場を去ったが、あとで忠宗に聞いてみた。
「父上の考えをどう思う? 私はどちらにも付かずにいたいと思うが」
すると忠宗が答えた。
「やはり父上の立場を大切にしましょう。戦乱が起きないことを願うだけですが」
兄弟の考えに微妙な食い違いがあるようだ。その晩、忠則は妻の小百合にも聞いてみた。
「いろいろ嫌な噂が出ているが、そなたの実家の山口家は公方派なのか、管領派なのかどういう立場だろうか?」
「それは全く分かりません。兄に書状を出して聞いてみたいと思います」
「うむ、それはありがたい。こういう状況になってくると、秘密の厳守が一番となる。ついては、そなたに最もふさわしい付き人を紹介しよう」
忠則はそう言って、夜も遅くなったのにある若い女性を呼び出した。
「この者は詩織(しおり)と言う。よしなにせよ」(続く)
 

歴史ロマン『落城』(8)

 投稿者:矢嶋武弘  投稿日:2017年 6月11日(日)09時52分45秒
  その娘は色が白く実に美しい容貌をしている。彼女は手をついて挨拶しようとしたが、その時、女中頭のような中年の太った女が現われそれを制した。
「お嬢さま、ここは私がうけたまわります」
中年の女がそう言うので娘は奥に下がった。武広は名前と身分を明かし、牧の方より書状を持参したと告げると、女は急に明るい笑顔を浮かべ丁寧な口調で言った。
「まあ、牧の方さまのお使いですか。それはご苦労さまです。さあ、どうぞお上がりください」
そして、武広らは女の案内で奥座敷に通され、筒井泰宗とすぐに面会することができた。泰宗は書状に目を通すと、まじまじと武広を見据えてこう述べた。
「いや~、かたじけない。牧の方さまはお元気ですか。さっそくご返事を書きますので、今夜はゆっくりと泊まっていかれよ」
こうして武広と佐吉は筒井家で一夜を過ごすことになり、食事や湯浴みなどで手厚いもてなしを受けた。翌朝、武広が泰宗の書状を携えて筒井家を後にする時、式台に夫人と娘も見送りに現われた。泰宗がほがらかな声で言う。
「これが娘の小巻です。どうぞお見知りおきを」
もちろん、彼女は昨夜会ったその人である。武広にはもう“わだかまり”は一切なかった。気持よく挨拶して筒井家を後にしたのである。帰り道にすぐ、何かを感づいた佐吉が声をかけてきた。
「若殿、あのお嬢さんは実に綺麗ですね。俺もああいう素敵な人にめぐり合えれば・・・はっはっはっはっは」
大笑いする佐吉を無視するかのように、武広は馬に強くムチを入れた。馬は飛び跳ねるように疾走する。取り残された佐吉はあわてて武広の後を追った。広い草原を走りながら、武広はこれまでにない喜びを感じていたのだ。

それから2カ月ほどして、尾高武広と筒井小巻は山口の館でめでたく祝言をあげた。親戚一同はもとより貞清夫妻も2人を心から祝福したが、特に牧の方は小巻と再会できて嬉しさもひとしおだった。
「小巻殿、あなたと同じ山口で過ごせるとは本当に幸せです。いつまでも一緒にいましょう」
牧の方の言葉に小巻は小さくうなずいた。彼女も喜びが込み上げてきたようだ。かつて姉妹のように育った2人が、また居所を同じくしたのである。
武広はそっと小巻の様子を見た。白無垢の花嫁衣装に包まれたその美しさはたとえようもない。そして武広はふと、先に婚礼の式をあげた小百合姫のことを思い出した。彼女もきっと2人のことを祝福してくれるだろう・・・姫は今頃どうしているのかと思いをめぐらせるのだった。(続く)
 

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